【緊迫】警察の特殊班突入の瞬間 集合住宅に14時間立てこもる 女性を監禁した疑いで“包丁男”逮捕

【緊迫】警察の特殊班突入の瞬間 集合住宅に14時間立てこもる 女性を監禁した疑いで“包丁男”逮捕

22日、大阪府枚方市の集合住宅の一室で、男が女性に包丁を突きつけ、14時間にわたって立てこもる事件がありました。警察の特殊班が突入する緊迫の瞬間をカメラが捉えました。

報告・的井文謙 記者
「午後10時46分です。立てこもっている男の部屋に、警察官が今、バールのようなものでドアをたたいています」

大阪府枚方市の住宅街で起きた、包丁を持った男による立てこもり事件。14時間にわたる攻防のすえ、警察は職業不詳の末次透容疑者(48)を監禁の疑いで現行犯逮捕しました。いったい何があったのでしょうか。

事件が起きたのは、22日午前8時すぎ。大阪府警の捜査員が、窃盗事件の捜査で部屋を訪ねました。

報告・下内寛人 記者
「呼び出しに応じない男を、捜査員がこちらの窓から確認しようとしたところ、 男が女性に刃物を突きつけている様子が確認出来ました」

室内にいた末次容疑者は、同居する内縁の40代の女性に包丁を突き付け、「刺してしまうぞ」と大声を出し、立てこもったのです。

近隣住民
「(家を)出ようとしたら、刑事さんが『極力出ないように、出たら帰ってこれない』と言われ、そんな(事件が)起こるとは思わないから怖い」

警察は女性を解放するよう携帯電話などを使って説得。しかし、末次容疑者は応じず、金品などの要求はなかったものの、「帰ってくれ」と伝えてきたといいます。

報告・的井文謙 記者
「午後5時半ですが、現場は現在膠着状態で警察による厳戒態勢が敷かれています」

大きな進展がない中、発生から13時間経った午後10時ごろ、建物の外では、立てこもり事件などを専門にする大阪府警捜査一課の特殊班「MAAT」が突入の準備を進めていました。

そして、発生から約14時間後、ついにその時が。

報告・的井文謙 記者
「今立てこもっている男の部屋に、捜査員がバールのようなものでドアを開け、中に入っていきました」

特殊班が、玄関のドアとベランダの窓を壊して部屋に突入すると、布団に横たわっていた末次容疑者が。

「何しとんじゃ!」

こう話したといい、その場で身柄を確保されました。

人質の女性は保護され、ケガはありませんでした。また、部屋のテーブルの上からは、犯行に使われたとみられる包丁2本が押収されたということです。

末次容疑者は警察の調べに対し、黙秘していて、警察が詳しいいきさつを調べています。
https://youtu.be/IcuKK6FC7ME?si=9eAZioocs-gCdrN6




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