【EU】アップルとメタに制裁金 デジタル市場法を初適用
EU=ヨーロッパ連合は23日、アメリカのアップルとメタに対し、自社サービスの優遇などを禁じるデジタル市場法を初めて適用し、制裁金を科すと発表しました。
EUの執行機関であるヨーロッパ委員会は、アップルがアプリ開発で様々な制限を課していることで、開発者の競争や消費者の利益が損なわれているとして、5億ユーロ、日本円でおよそ800億円の制裁金を科すと発表しました。
また、メタに対しては、無料で利用するためには広告に個人情報を使うことに同意するか、有料サービスを利用するかの二者択一を迫られることが利用者の不利益につながるとして、2億ユーロ、およそ320億円の制裁金を科すとしています。
いずれも、自社サービスの優遇などを禁じるデジタル市場法に違反したためとしていて、去年、運用を開始してから初めての制裁措置です。
今回の制裁は、アメリカ企業に罰則を科す国に関税を課すと警告するトランプ大統領との緊張を高める可能性もあります。
(2025年4月24日放送)