<文春>「日本に移住すれば大学まで学費無料」中国でひそかに広がる、「教育無償化」「移民受け入れ」政策を悪用した“日本移住スキーム”
文春オンライン
奥窪 優木/週刊文春 2025年8月14日・21日号
厚生労働省によれば、昨年の国内の出生数は68万6000人に留まり、1899年の統計開始以来、初めて70万人を割り込んだ。
政府は少子化に歯止めをかけるため、教育無償化などの子育て支援策の拡充を進める。一方、労働力の補完のため、外国人労働者の受け入れにも余念がない。各種ビザや永住資格の要件緩和で外国人に大きく門戸を開いた結果、在留外国人数は過去最高を更新し続けており、今年中には400万人を超えると見られる。
2つの政策を合わせ技のように悪用した“日本移住スキーム”
人口減少に対応するための「教育無償化」と「移民受け入れ」。これら2つの政策を合わせ技のように悪用した“日本移住スキーム”が、一部でひそかに広がっている――。
「在留資格の取得が容易であることや、円安の影響で物価が安いこともあり、欧米には行けない中間層の間でも、日本移住への関心が高まっている。特に最近は日本の修学支援も話題となっており、それを目当てに家族で移住する中国人も少なくありません」
そう話すのは、宗仁平(ゾンレンピン)氏(仮名・50代)。過去7年あまりの間に、100人近い中国人を日本移住に導いてきた“移民ブローカー”だ。近頃、中国のSNS「小紅書(Red Note)」には、宗氏のようなブローカーによる、こんな投稿が飛び交う。
あくまで法律で定められた手順を踏んだ合法的な手続き
「日本に移住すれば大学まで学費無料」
「東京大学で無料で学士号を取るまでの道」
確かに日本では高校授業料の無償化が段階的に拡充されている。だが、大学の学費は別だ。「無料で学士号を取る」ことは可能なのか。宗氏はこう胸を張る。
「不正ではなく、あくまで法律で定められた手順を踏んだ合法的な手続きで、修学支援の受給が可能です」
一体、どんなカラクリなのか。それを解き明かす前に、まずは宗氏が手掛ける「日本移住サービス」の内容から見ていこう。
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現在配信中の「 週刊文春 電子版 」および7日(木)発売の「週刊文春」では、宗氏が明かす衝撃の「日本移住サービス」の内容、“移住スキーム”を利用して日本で暮らす人物の体験談、移住先に日本を選んだ理由や「学費がタダになる」合法的な手続きのやり方などを詳しく報じている。
https://bunshun.jp/articles/-/81251
有権者が自民党を少数与党にした結果、与党が野党の案を取り入れないと予算すら成立しなくなった弊害が外国人優遇だよ。
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