自民党議員 臨時総裁選「行うべき」120人「必要ない」41人 自民党幹部や政権内部からも複数の「行うべき」の声「この政権では何もすすまないと政権や執行部に近い人ほど実感している」「世論調査で支持率が上がろうが、2回の国政選挙ほど確かな世論調査はない」
日本テレビは臨時の総裁選を行うべきか、自民党の全ての国会議員295人を対象に独自の取材を行いました。意向を確認できた議員の中で「行うべき」と考える議員が120人で、「必要ない」と考える議員41人より多い結果となりました。全ての議員への取材から見えてきた自民党内の現状について、自民党キャップの江口友起記者が解説します。
臨時総裁選を「行うべき」という声が120人から上がりましたが、注目は石破首相の身内ともいえる党幹部などからも複数上がっていることです。
ある自民党幹部は、「ここで首相がケジメをつけなければ自民党は終わる。記名式でも書く」とするほか、別の幹部も「苦しい選挙を戦った議員は石破首相じゃまた負けると思っている」と話しています。
また、政府内の議員からも「行うべき」との声が出ています。石破内閣の政務官のひとりは、「この政権では何もすすまないと政権や執行部に近い人ほど実感している」と指摘しています。
――Q.世論調査では石破政権の支持率が上がっています。この影響はありそうでしょうか?
あるベテラン議員は、「世論調査で支持率が上がろうが、2回の国政選挙ほど確かな世論調査はない。このままで良い訳がない」と話しています。
一方で、「行う必要はない」という議員は世論調査の結果を追い風に石破おろしの動きを抑えたい考えです。「必要ない」と考える41人のうち半数以上が、閣僚や前回の総裁選で石破陣営についた議員でした。
閣僚のひとりは「総裁選を求める熱は下がっている」と話すほか、石破首相自身も周辺に「国民は冷静にみている。世論と自民党議員との感覚にずれが出てきている」と話しています。
――Q.総裁選は結果として行われるのとみていますか?
まだ分かりません。
今回、「行うべき」と考える議員は120人となりましたが、自民党議員全体の過半数148には届いていません。
また、意向確認が記名式で公表される場合、「踏み絵」となり、賛成する議員は減るのではという見方もあります。
実際、閣僚のひとりは「首相は辞めるべきだが、記名式だと立場上、必要ないと答える」と話します。また、支持率の上昇を受け、ある政権幹部は「石破政権が続くのか、とよぎった瞬間に、みんな守りに入る」とも指摘しています。
今週、2回目の選挙管理委員会が開かれますがまずは、投票が記名式になるかどうなるかが鍵を握ることになります。
(2025年8月25日「ストレイトニュース」より)
https://youtu.be/QPdYx7hKiQ8?si=oINLv4Aj2M9sXO8_
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臨時の総裁選を行うべきか
「行うべき」120人
必要ない」41人
「まだ決めていない」「無回答」130人あまり pic.twitter.com/26L1UsdpsH— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) August 25, 2025
岸田、石破とろくでもない政権だ。これ以上国民に迷惑をかけるな。
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